あらかじめの責任逃れ的発言

国会で揉めているために暫定税率がとりあえずは4月1日からなくなってしまいそうという頃、私の郷土の某N知事が「暫定税率がなくなり地方の財政に混乱したとしたら、それは国会の責任だ」的なことをのたまってたのをニュースの地方版でちらと聞いた。

4月から暫定税率が廃止されるかもしれないことはもっと前から分かっていて、それにもかかわらず、暫定税率の期間が延長されることを前提に県の予算案を通したのは誰だ。でその際に、「もしも暫定税率が廃止されたならその時に調整する」的なことも言ってた。
順番がおかしいと思うのは私だけだろうか。
お金がはいってくるかどうか分からないならば、まず入ってこないことを前提に予算を組むべきではないのか。結果として暫定税率が維持されて県にお金が入ってきたなら、その時に使い道を新たに考えてもいいし、来年度までプールしてもいい。予想以上の歳入に恵まれて混乱を起こすことなど何もない。


今の国会のあり方には多くの人が意見と疑問を持っているだろう。でもそのことと、知事が何の対応も対策も立てずに地方の財政が混乱するままに任せていたこととは何の関係もない。ただの責任逃れのための発言だ。


次の知事選挙の時にはN知事には絶対に投票なんてしてやらない。
私にできるのは選挙に行くことと、ブログ上でぐだぐだと駄文を垂れ流すことぐらいだけど。