奇跡は起こらねども

 アトピーの悪化が進んでおります。現在の主な発症場所は顔。額と眉の左右それぞれ・左こめかみ・左揉み上げ付近・左耳の各地から体液垂れ流し状態であります。顔以外ではまぁ、左うなじ・左右わきの下・左右膝の裏くらいですかね。その他の場所はまぁ、軽度でして。インターネットで色々と見てみると、なんか医者に貰った薬使うのが怖くなりまして、それで薬塗るのやめてみました。そしたらわずか4日でこのありさま。脱ステロイドによる根本的な治療なんて、普通に社会人やってる人には不可能な話だと思いました。
 それでも薬の量を減らすのに越したことはないので、昨日今日と湯治に行ってまいりました。まぁ、行ってきたと言っても大袈裟なものではなくて、自宅から車で30分程度のところになんですけどね。その温泉は観光・娯楽用ではなく、本当に湯治用の温泉なので、建物も小さく、不潔ではないがあまり綺麗なところではありません。もちろんサウナとか、そんな洒落た設備はありません。でも、それが何か効きそうじゃない?
 それにしても、顔を湯治するのって難しいなぁ。浸かってるだけじゃ、顔に温泉の成分はほとんど沁み込まないからなぁ。桶に湯を汲んで、そこに息が続く限り顔を突っ込みます。周りに大勢いたおじいさんたちは、奇異な眼差しで私のことを見ていたかもしれませんが、湯治目的なので仕方ありません。
 さすがに、見る見るうちに完治というような奇跡は起こりませんが、それでも入っている間だけでもかなり痒みが和らぎます。顕著なことに、浴室から出た直後から顔の痒みが戻ってくるのです。おそらく浴室の中は温泉の蒸気が満ちていて顔に付着しているおかげで、痒くなかったのでしょう。そこで温泉を出た後、近くにスーパーを見つけたのでペットボトル入りの水を買い、その中身を捨て、引き返して温泉を2リットル詰めてきました*1。それでタオルをぬらして顔にかけておくと、かなり痒みが和らぎます。これを利用すれば、今夜はよく眠れるかもしれません。

 できれば毎日でも通いたいのですが、19時までしかやってないので、平日の仕事終わりに行くのは厳しいなぁ…。

*1:2リットル100円