実家に帰らせていただきます

 お盆一週間前にして、早くも親が実家に帰ってしまった。ぱぴぃだけ。一昨年定年を迎え悠々自適な生活をしているぱぴぃは、何者にも囚われることなく我が家を後にした。残されたのは仕事を抱えている私とまみぃとあにぃ。これにより、我が家は数多くの試練を迎えることになる。なんせ、家におけるぱぴぃの仕事は多いのだ。

  • ぱぴぃの称号

「ビール大臣」「洗濯大臣」「サプリメント大臣」「ヨーグルト大臣」「株価確認大臣」「風呂掃除・風呂入れ大臣」「窓開閉大臣」「背中薬塗り大臣」「テレビ録画大臣」などなど。

 個人的に影響が大きいのは「窓開閉大臣」「背中薬塗り大臣」が不在であることだ。まず窓の開閉だが、大臣不在時は昼間に家に誰もいなくなるので窓を開けっぱなしにしておけない。その状態で夏の日差しを浴び続けた我が家の室温は異常なまでに跳ね上がる。パソコンがイカれてしまうのではないかと気が気でない。「背中薬塗り大臣」の不在も大変だ。私は背中のあせもがひどいので時々薬を塗る。しかし家族の他のものは頼むと露骨に嫌な顔をする。いつしかぱぴぃの役割になってしまったが、不在のときはその影響が如実に表れる。
 我が家の大臣が帰ってくるまでの一週間強。家族全員で力を合わせて乗り切らなくてはならないのだ。先は長い…。

追伸:今朝は牛乳がなかった。ぱぴぃは「牛乳大臣」も兼任していたようだ…。