頑固なストレス

 先日対馬に遊びに行った。その翌日以降、私の身体に溜まっていたストレスがすっかり消えてしまっているのが実感できた。普通に土日をだらだらと過ごして体力の回復を図ったとしても、翌日の仕事はどこかけだるさが付きまとうものだ。しかし今回はそのような感覚は一切なく、翌日からの仕事もすっきり集中してでき、それどころか体調が良くなっているのがはっきりと自覚できるほどになっていた。まるで10年くらい若返ったみたいに。
 しかしながら、そんな素敵な状態は長くは続かない。1週間も働くともう、以前と同じような感覚と体調に戻ってしまった。私はあまりストレスが溜まる方ではなく、ただ発散する術がないだけだと思っていたのだが、実際にはそうでもなかったのだろうか。それとも6年以上の歳月を費やして培ってきたストレスは、3日間のバカンスくらいで拭い去れるほど甘くはないということか。
 まぁ何にしても、ストレスが溜まっている状態と溜まっていない状態との違いを実感できただけでも大した発見だと思う。そして、こんなことしてたら多分早死にするなぁと、ちょっとだけ思って少し悲しくなった。そんな夏の夕暮れ。