カルシウム大作戦

 ゆうか様(id:yuuka_u_u)が御懐妊あそばされたらしい。しかも双子の可能性もあるとか。これはもう、元気なべビを生んでいただくためにもしっかりと栄養を摂ってもらわなくては。つーわけでカルシウム大作戦決行!! もっともカルシウムが必要なのは子供だけではない。栄養状況が悪い昔などは、子供を生むと歯が全部抜け落ちてしまう女性もいたそうだ。カルシウム全部子供に持ってかれたらしい。また、出産にかかわらず、女性は年とともにカルシウム不足に悩まされる宿命にある。若いうちからしっかりとカルシウムを蓄えておくのだ。
1.牛乳
 カルシウムの吸収率の高さから、カルシウム摂取にかかせない味方。これが飲めない人は相当きつい。牛乳は極端に飲みすぎた場合は脂肪分などが肥満の原因になったり、生まれてくる子にアレルギーを与えたりすることもまれにあるが、基本的には飲むべし。一日コップ3杯くらいは全然問題なし。おいしいのは低温殺菌の瓶牛乳。温めると甘みが増す。
2.小魚
 まぁ、イリコとかチリメンジャコとかね。いわしやさんまを食べるときも小骨はよく噛んで食べてしまいましょう。苦手な人はいわしハンバーグとかやってみよう。またいりこで出汁をとるのも効果的。
3.海草
 日本人ほど海草を食べる民族も珍しい。英語ではseaweed(海の雑草)でひとまとめにされるものの、日本ではわかめ・こんぶ・のり・ひじき・もずくなどなど、多彩な種類と食べ方があるのだ。わかめは良質のものならポン酢をかけるだけでたくさん食べれる。塩分排出の効果があるので、味噌汁に入れるのも理にかなっている。こんぶは出汁はもちろん、冬場は鍋物で大活躍。のりを食べるのは日本と韓国くらいなものだけど、これがまたうまい。ご飯のおかずにするのもよいが、海苔巻き用などの塩味が付いていないものをそのまま食べるのもよい。ひじきは我が家では、厚揚げと小さめに切ったニンジン・コンニャクなどと一緒に醤油とイリコ出汁で煮るだけ。おいしいよ。もずくはポン酢をかけるだけでOK。食欲の落ちる夏は食べやすい。ただ海藻類はいずれも消化が悪いので、よく噛んで食べようね。
4.淡色野菜
 野菜にも微量にカルシウムが含まれている。生よりも火を通す方がたくさん食べれてよい。身体も冷やさなくて済む。

 さて、ここまでカルシウムを摂るための主な食品を挙げたが、吸収に必要なのがビタミンDである。日に当たるとよいと昔言われていたのはこのビタミンDの必要性によるところが多い。しかし近年はオゾン層破壊のせいで日に当たることは他の面で弊害が出てきた。そこで、自身で日光を浴びるのではなく、日光を浴びた食品を摂ることでビタミンDを補充するのが効果的と言える。切り干し大根・たくあん・イリコ・干し柿などなど。しかし市販のものは天日で干したのではなく、単に機械で乾燥させただけのものが多い。紫外線に肌を蝕まれることなくビタミンDを摂りたいのならば、多少の金と手間をかけて、天日干しの商品を探そう。秋になると、日に当てたさつまいもを焼き芋にすると甘くて最高においしい。

 豊かになった日本だが、唯一足りないと言われる栄養素がカルシウムだ。欧米のように乳製品をばくばくと食べるわけではないというのがもちろん理由の一つだが、もっと根本的に、日本という国土は火山灰でできているため土地そのものにカルシウムがほとんど含まれていない。だから日常食べる野菜や飲み水に含まれているカルシウムが他の国に比べ極端に少ないのだ。だから私はサプリメントも必要ではないかと思っている。牛乳とバターとチーズばかりの食事にでもしない限り、日本の国土で採れる食べ物ではカルシウム不足を恒常的に打破するのはあまりにも困難である。もちろんサプリメントだけに頼ってはいけないが、きちんと食事も摂ったうえでなら、カルシウムのサプリメントは有効だと思う。
 まぁ、そんなわけで、ゆうか様もしっかりとカルシウムを摂って下さいね。