なにをわらわらと群がってるんだか

 昨日今日とうちの地元では夏祭りが行われた。週末であっても普段はさびれまくっている街のメインストリートを見るたびに「この街ももう廃れていくばかりだな」と暗い気持ちになったものだが、今日は違った。この田舎びた街にもこんなに人が、それもじじばばでない人がこんなにもいたのかと感動すら覚える…べきなのだろうか?
 邪魔だ。はっきり言って邪魔である。この祭りのために交通が著しく制限され、こっちは仕事にならないのだ。そんな大きな通りを丸まる塞ぐんじゃない。私はどこを通ればいいのだ。どこまで迂回すればいいのだ。やっと迂回したと思ったら、今度は死ぬほど混んでいて車が進まない。祭りに参加する人の乗る車と、通れない道を迂回してきた車との波状攻撃。
「すみません。祭りのせいで交通規制と大渋滞で間に合いません…。」
 船及び関係者全員を無駄に待たせてしまった。小さい船でよかった。もしも大きな船だったら30分待たせると10万円は費用がかかる*1

 そもそも私は人の多いところが嫌いなのだ。人に酔って気分が悪くなる。だから地元の祭りになどは、ごく小さい頃に親に連れられてきた時を除けば一度も参加したことがない。決して、一緒に祭りに行くような彼女がいないからではない。信号待ちの車の中から、浴衣を着たかわいらしい女の子たちが次々と横断歩道を渡っていく光景に目をうるうるさせたとしても、「私が働いているのにお前らは祭りなんぞに行けるほど暇があってよいのぉ」という思いからであって、「ああ、浴衣を着たかわいい彼女を連れて祭りとか行きたいなぁ」という思いではない。断じて!!!!!!
 夕食時にいつもよりも多くビールを飲んだのも、おかずの豚キムチがからかったからだ。

*1:まぁ、うちが払うわけではないが…。