JRを利用させていただきました。

 私がGWに働きっぱなしだったことは先日の日記にも書きましたが、実はうちの家族は皆働きっぱなしだったのです。あにぃとまみぃとぱぴぃの三人は近くのイベント場で焼きそば売ってました。今年は好天に恵まれたこともあって、三日間で純利益が11万出たとか。それで今日はその打ち上げ。私を除く三人はその利益から、私は自腹で、家族四人で小料理屋へお食事に行ってまいりました。
 帰りはJR西日本を利用しました。こちらは都会のようにダイヤが過密ではないので遅れたりすることはまず無く、低料金で家族四人帰らせていただきました。なんだかんだ言っても、JRないと困るよなぁ。タクシーだと高いもん。
 先日の事故でJRは色々と叩かれておりますが、利用することも多くは無いのですが、それでも私はJRはありがたいと思っております。確かに今回非常に残念な事故がありましたが、それでも交通事故による死傷者の数に比べると鉄道事故による死傷者の数は圧倒的に少ない。料金的にも他の交通手段より安い場合が多い。
 もちろんこれは、先の事故によるJRの責任をうやむやにするための発言ではありません。例え事故を起こす率が極めて低かろうとも、人の命にかかわるような業種ではそれに満足してはならず、事故をゼロにする努力を絶えず続けなくてはならず、JRという組織がこれを怠っていたという罪があります。しかし言い換えるなら、そのような組織制度にもかかわらず、重大事故がこれだけしかなかったと言えるかもしれません。そしてそれは、運転士や整備士を初めとする現場の多くの人の努力のおかげでしょう。
 どうしてこんなことを書くのかというと、例えば、親がJRで働いているというだけでいじめにあってる子供や、嫌がらせの電話を受けている方などが、全国には数多くいらっしゃるのではないかと危惧するからです。責任の追及とはJRがより安全になるために行うものであって、低俗な嫌がらせのために行うものではありません。そんなことをする権利があるのは事故による被害者とその遺族くらいなものです*1
 まあ、そんなことをつらつらと、電車に乗っている三分間に考えたりしたわけです。
 蛇足ついでに言わせて貰うなら、大きく古い組織はJR西日本に限らず、大抵はたいした体質ではありません。今回たまたまJR西日本が事故を起こしただけです。○菱自動車の事故もつい最近のことだし、出○苫小牧製油所では四年間で六回も火災が起きているし…。あなたの身近な組織は大丈夫ですか?

*1:もちろん法律的な意味でなく、私の心情的に。