健やかに育って欲しいと思う親心

 甘いヤツはダメだ。
 真っ白でなくてはダメだ。
 粘り強く育たなくてはダメだ。
 育てるときにそんなことを考えてるのかどうかは分からないが、とりあえずそのように育っております。育つのに必要なものとして牛乳が挙げられますが、やはりよい牛乳でないとダメなようで、仕方がないのでうちではパック入りの牛乳は見られなくなりました。瓶牛乳です。
 何の話かって?決まってるじゃん。ヨーグルトだよ。

 もともと私はヨーグルト好きで、夏の熱い夜などは、よく冷えたやつをバケツ一杯食べたいと思っていたくらいでした。しかし普通のヨーグルトは積もり積もればそれなりの金額。プレーンヨーグルトならもっと安くて量がある。そういうわけで親が買い始めました。不慣れなうちは我慢して食べる感じでしたが、慣れてくるとさっぱりとした酸味が実によい。そのうち、どのメーカーのがおいしいとか、どれは不味いとか言い出しまして。私の一番のお気に入りはグリーンコープのプレーンヨーグルトでした。しかし、美味しいものは高いの法則か、ヤク○トのビ○ダスとかに比べて値段も倍くらいするわけで。その上、美味しいものほど減り方も早いので、毎週大量のヨーグルトがグリーンコープによって我が家に届けられるわけです。結局、積もり積もってかなりの金額。そこでどこかから調達されてきたヨーグルト。牛乳を入れて暗いところで静かに寝かせておくと、育ちに育って大量のヨーグルトとなるわけです。本当かどうか分からないのですが、こういうものの味はもとの牛乳に左右されるらしい。少なくとも紙パックの牛乳では匂いがついてしまって不味い。そこで我が家ではやや高めのおいしい牛乳(瓶入り)を買い、それでヨーグルトを育てるようになりました。まだこの味に不慣れなせいか、あまり美味しく感じません。しかしそのうち、これなしでは過ごせなくなるのかもしれません。但し、牛乳代が積もり積もってそれなりの金額になることだけは間違いないでしょう。
 で、どこかで本末転倒になっているような気がするのは気のせいでしょうか。