必要なこと。

 またしても、私のご贔屓の塾講師様の4月6日のブログ(http://d.hatena.ne.jp/Wallerstein/)にて、(私的に)おもしろいネタをやっておりました。教科書検定ネタも捨てがたいのですが、今回は自衛隊ネタの方で。
 自衛隊憲法違反ではないのかと塾講師様は生徒から聞かれたことがあるようです。いたるところで行われているこの議論。私の結論から申しますと、この議論は全くの無意味です。必要なのは「自衛隊が必要かどうか」という議論です。それで結論が出れば、その結論にふさわしいように、あるいは解釈に誤解が生じないように憲法を改正でも何でもすればよい。「必要かどうか」を論議するために「違憲かどうか」という話を行うのは論点のすり替えです。また、「違憲かどうか」の議論から始めても、合憲もしくは違憲だと結論が出たところで、結局それから「必要かどうか」の結論を出さなくては何も話は進まない。
 そういうわけで、塾講師様。私が生徒に尋ねられたならこう答えます。
違憲かどうかは分かりません。でも、皆の生活と安全を守るために必要なのは間違いないよ。」

 ちなみに塾講師様は暴力団組長の息子を担当したこともあるそうで。他の生徒から「暴力団は違法じゃないんですか」と尋ねられたら、何と答えてあげれば子供のために一番よいだろう…。考えておきます。