眠りをさまたげるのは・・・

 我が家に冷房が普及したのはほんの3年前。洋間にしかついていなかった冷房を家中に取り付けた。それ以来熱帯夜も快適に眠ることができるようになった。文明の利器万歳!! しかし不思議なことに、あにぃの部屋にだけ冷房がない。これは決して生活費を納めない*1ことに対する嫌がらせではない。本人の希望である。何を考えているのかさっぱり分からん。
 今年は昨年に比べて過ごしやすい夜が多いが、それでも熱帯夜と呼ぶに相応しい夜もあるわけで。そんな夜、あにぃは洋間へと移動し、ソファーの上で睡眠をむさぼる。冷房は使わないのだが、風通しが違う。何よりも、温かい空気は上方に溜まるので、二階から一階へと寝場所を変えればそれだけでも随分と快適になる。
 そして、悲劇は起きた。
 翌日、あにぃの足の甲にはダニに食われた跡がいたるところに。数えてみたら右側だけで17箇所食われていた。無意識のうちに掻いているのだろうか、かさぶたとなっている箇所も多数見られた。我が家の不潔度数の高さ、恐るべし。ソファーはきっとダニの巣窟となっているのだろう。
 蚊に刺された場合に比べ、ダニの場合はかゆみのある期間が圧倒的に長く、ひどいところでは一週間にも及ぶ。そして、あにぃは今夜も悩んでいる。死ぬほど暑い自室で足のかゆみに耐えながら眠るか。それとも、さらにダニに食われる箇所が増えるのを覚悟で、そこそこの暑さの洋間に眠るか。

 全然関係ないのだが、あにぃが塗っていた薬のチューブには「かゆい」と書かれてある。「かゆみ止め」じゃないのね……。

*1:稼ぎが少ないので免除されている。私は納めているが…。